「ビジョナリー・カンパニー 2」 著・ジェームズ・C. コリンズ
連休最後の読書。
名著ですがやっと読むことができました。
著者も書いていますが、
前著「ビジョナリー・カンパニー」より先に読むほうがいいかもしれません。
具体的で読みやすいです。
著者はスタンフォード大の元教授です。
本書にある「説得力」の根源(怪しい自己啓発本と一線を画す点)は、
『厳密な基準で企業を選び、取材し、事実を元に導きだされた法則である』
という点だと思います。
いわゆる論文の書き方なのかもしれませんが、
スケールが大きいですし、構成やレトリックは一般書としても秀逸です。
「バスに乗せる」「チーズを洗う」といった本書の独特の表現を知らない人は
おそらく経営学に関してはモグリと思われてしまうのではないでしょうか?
大学時代にこういった書籍を読まなかったことを後悔しています。
また、周りに教えてくれる人がいなかったことも恨みます。
このブログを読んでいる若い人がいましたら、
経済学部の学生であるなしに関わらず、
ドラッカー、トフラーを知り、
「人を動かす」とか「ビジョナリー・カンパニー」といった
名作を読んで、そういうものだと理解しておくことをオススメします。