武田昌大さん「シェアビレッジ(SHARE VILLAGE)のコンセプトメイキング」 JIDA東日本ブロックデザインプロセス委員会主催「プロダクトデザイン meets SOMETHING NEW!」
北秋田で古民家ゲストハウスを運営する武田昌大さんが講師の『「シェアビレッジ」のコンセプトメイキング』という工業デザイナーの全国組織(JIDA)主催のイベントに行ってきました。
「シェアビレッジ」のコンセプトメイキング(「プロダクトデザイン meets SOMETHING NEW!」2015年度第1回)
https://www.facebook.com/events/152685565071104/
会場はフォントで一部に有名なAXISのおしゃれビル!
「コンセプトをデザインする」という主旨での開催だったのだと思うのですが、「工業デザイン」という確立された業界の人も「製品のデザインだけじゃダメだ」と新しい時代に合わせるべく試行錯誤しているのだなと思いました。
熱いハートとクールな頭脳を持つ武田さんは「古民家おやじ」になりたいわけではなく、「その先」があるからあれだけの仕事ができるのだなとも。
言ってしまえば「古民家ゲストハウスによる地方創生」で「地方を支える都会のファンコミュニティづくり」なのだと思いますが、「地域活性」とか「コミュニティ」ってどのまちでも課題になっているけど、たいてい陳腐になってしまっているわけで、武田さんの自分の故郷や壊される古民家を守りたかったという純粋な気持ちもあるでしょうが、その違いはやっぱりデザインの差なのですよ。
「差」はずばり「結果」に出ていますが、クラウドファンディング成功の秘訣やネーミング(年貢NENGU、寄合YORIAI、一揆IKKI)などの世界観の構築には、細かな理論と実践があるのも確認。
月に100人の人に会っているそうで、1敗2勝だというクラウドファンディングでも他のプロジェクトのタイトルとかを単語単位で分析しているみたいで、やっぱりそういうものなのだなと。
ここのところ「カフェ」とか流行の「コワーキングスペース」や「ゲストハウス」とかを見て回ってきたのですが、やっぱり一軒のお店にとどまるよりも、社会的使命のための大きな経営のほうが挑戦しがいがあるなと思いました。
「ジモネット」という“コンセプトデザイン”はなんとか軌道に乗ったので成功したのだと思うし、創業時の大きな借金もなくなったので何かしたいなと思う毎日です。