「都市のイメージ」ケヴィン・リンチ、「リクルートのDNA」江副浩正
週末、久しぶりに本を読みました。
●「都市のイメージ」ケヴィン・リンチ 楽天市場 Amazon
都市のイメージを決める要素を5つに分類し、「イメージアビリティ」という新しい概念を提唱した、都市デザインの世界の普遍的名著です。
ただ「物理的な形態」メインなので(建築物とか都市計画ですね)、コンテンツ制作者のわたしにはあまり関連がなかったなと・・・
コンテンツ、クリエイティブといった視点から都市を考えるために、次はリチャード・フロリダあたりを読もう。
●「リクルートのDNA」江副浩正 楽天ブックス Amazon
5年前の本なので、ソフトバンクについてなど予言が当たっていないものも多くありました。
『広告料金をもらって、広告だけの本を無償で配布する』
という「リクルートモデル」にも、現在は絶対的優位性がありません。
書かれている経営手法も、彼が直面してきた過程で得られたものなので、あまり参考にはならないのではと思いました。
ただ、「相手の名前を覚える」といった経営学の名著に共通して出てくるような内容も多く、ハッとさせられました。
なにより、「内気で話し下手」と自分で称したり、思考錯誤しながら分からないことはお客様に聞き、仲間と反省しながら進む姿。創業期には夜行列車で新聞を敷いて寝たといった記述に強い印象を受けました。
基本は「強者必盛・弱者必衰」ということですね。